《難病でも留学できる》あきらめなかったら叶っちゃった
Moikka!かずきちです。
今日は少し真面目な話をしようと思います。わたしの病気と留学についてです。
●留学なんて叶わぬ夢だと思っていた
実は一度、派遣が決定していた留学を急遽断念したことがあります。
というのも留学直前に持病が悪化して入院し、おまけに手術をしなければならないほど生きるのもやっとという状態までになってしまったからです。
必死に英語を勉強してやっと試験をパスし決まった留学だったので、当時はとてもショックでした。
それと同時に、自分の体の状態がひどすぎて海外でひとりで暮らすなんてもう絶対に無理だとあきらめていました。
その後無事退院できたあとも、大学を一時休学して実家で療養していました。
わたしにとってはフィンランドに住むことがこれまでの人生で一番の夢で、「でもそれももう無理なんだなあ」とぼんやり思って暮らしていました。
●でもやっぱりあきらめきれなかった
順調に体調が回復し普段通りの生活が送れるようになると、「やっぱり海外に行ってみたい、旅行なら大丈夫かも」と少しずつ欲がでてきました。
そしてちょうどそのとき友だちがオーストリアのウィーンに留学していたので、意を決して彼女に会いに行くことにしました。1週間くらいの旅行でした。
いざ日本の外に出てみると、異文化の体験や人との交流を通して「留学の経験は絶対に自分の肥やしになる」と実感しました。何よりその友だちの成長ぶりをみて、とてもうらやましい気持ちでいっぱいになりました。
●そして思わぬところで転機が
もう一度留学に挑戦しようと決心できたのは、見ず知らずのインド人の男の子との出会いがあったからです。
ウィーンからの帰りの飛行機でとなりの席になったのが彼でした。日本の大学で勉強していると話していました。
よく「第三者には悩みを打ち明けやすい」みたいなことが言われていますが、その男の子がわたしにとってはその第三者でした。何かのきっかけで話しはじめて、なぜか、自分の留学したい気持ちをするする相談できたんです。
きっと、彼も苦労して奨学金をゲットし親を説得して長年の夢である日本に来れたという話を聞いたからだと思います。
わたしの病気は現在の医療技術では完治する方法が明らかになっていないので難病指定されていて、今のところ一生付き合っていく必要があるとされています。
寛解(病状が落ち着いている時期)と再燃(また悪化する時期)を繰り返すのが特徴で、その寛解期を維持できれば通常の生活を送ることができます。
彼と話してから、「日本にいても再燃する可能性はある。それよりもやりたいことを我慢する方がつらい、元気なうちにフィンランドに行きたい!」と留学に対する気持ちがメラメラ湧いてきました。
そこから、持病があると海外保険も通常のものには入れなかったり、いつも服用している薬を海外に持ち込む方法や現地の医者にかかることはできるのかなど、色々調べまくりました。
●家族と支えてくれる周りの人の理解があったからこそ
健康な人に比べてチャレンジング、ハンデも色々ある、解決しなければいけない問題(特に薬や通院、保険のこと)が山積みあった中でそれでも留学できたのは、たくさんの人がわたしをサポートしてくれたからです。
一回目の留学計画を断念してから一年後、夢だったフィンランドへの留学が決まりました。
体調を心配して最初は反対した家族も、今では留学話を楽しげに聞いてくれます。家族以外にもみんな、わたしを応援してくれています。
薬の調達のために3ヶ月に一度日本に帰国する必要がありますが、今のところフィンランド暮らしを大満喫しています。
今この状態が本当に夢のようで、感謝の気持ちと幸せな気持ちでいっぱいです。
●結論:不可能なことなんてないのかも
おそらく一年前の自分なら、留学はもう一生できないと思っていました。
でも、実際に今叶っています。「一度きりの人生、後悔したくない」と思い切ってチャレンジできたからです。それにあのインド人の彼をはじめ、わたしの背中を後押ししてくれる人たちに恵まれたからです。
今になって思うと、結局は気持ちの問題なのかなと思います。可能か不可能かはただ自分の頭の中で決めつけていることであって、あきらめなければチャンスは誰にでもまわってくるのかもしれません。
心配していた異国の地での生活も問題なく送れています。それにこっちでもわたしの体調を気づかいサポートしてくれる人もできました。きっと何かあっても死にはしないでしょう。
いつにも増して長文になってしまいましたが、要は〝あきらめなければ夢は叶う〟ということです。なんか月並みな表現になってしまいましたが、口に出すのは簡単だけれど意外と実行するのは難しいことなのかなと思います。
ということで、わたしは今とてもハッピーです!
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