日本について考える ● 赤飯
フィンランド人と雑談していたあるとき、二十歳のお祝い・成人式の話になりました。そして「めでたいときにはどのように祝うのか」という質問に対し「日本人は赤飯を炊いてたべるよ」と答えたとき、ハッと気づいたのです。
思い返せばことあるごとに赤飯を食べてきたわたしの人生。祭事に限らず、コンビニでおにぎりを買うときは絶対に鶏五目か赤飯というマイルールがあるくらい赤飯が好きなのに、今まで考えたこともありませんでした。
(急に鶏五目と赤飯のおにぎりが恋しくなってきました)
わたしなりに色々調べたところ、赤飯には祝時にふさわしい二つの意義があることがわかりました。
-- ポイントは赤飯の材料:お米と小豆 --
その二つの意義とは材料のお米と小豆にそれぞれ由来しています。それらははるか昔から以下のように人々に信じられてきました。
- お米:神様がつくった神聖な食べもの
- 小豆の「赤」:ラッキーカラー
どうして赤がラッキーカラーなのかというと、古来より赤には「災いをさける力がある」とされていて、さらに日本国旗の日の丸が太陽を意味するように、赤は「みなぎるエネルギーの象徴する色」だからなのだそうです。
そういえば学校の卒業式には日の丸国旗や紅白の横断幕、胸につけるバッチやおまけに手作りの花のアーチまで赤やピンクという、まさに紅白づくしな光景でした。
なので赤飯はダブルの意味でお祝いにぴったり!ということのようです。調べはじめると気になることがたくさん出てきてやめられなくなりました。
さらに補足情報がこちらです。
Japani(ヤパニ)はフィンランド語で日本のことです。〝J〟はYの発音になります。
そして今、どうして「ハレ」の日というのか新たな疑問がふつふつと湧いてきました。日本から出てこそ日本について深く考えられるというのはこういうことを言うのかと実感しています。
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