ときには魚もたまごも食べる。フレキシタリアンという選択
Moikka!かずきちです。
かれこれ3年弱ほどヴィーガンの食生活を送っていますが、最近は自分の体調や心と向き合って、より柔軟に食べ物を選ぶようになりました。
今日は、そんなわたしのヴィーガンに対する考え方を紹介します。
●もっとも制限が厳しいヴィーガン期間を経て
わたしがヴィーガンになったのは、フィンランドに留学していた2年前のちょうど今頃でした。
欧米では日本よりもヴィーガンやベジタリアンの人口が多いので、スーパーやコンビニでは、そういう人向けの商品が普通に店頭に並んでいます。
▽フィンランドでの食生活についての記事はこちら
そういうのを目にしていると、だんだんと「ヴィーガンって何だろう」と気になり、実際に調べてみると、動物愛護だけでなく、地球温暖化や食糧不足などの環境・社会問題とも関係しているということを知ったんです。
それがきっかけで、ヴィーガンになりました。
▽ヴィーガンになったよ!と報告した記事
日本ではベジタリアンのほうが言葉として馴染みがある人が多いかもしれません。
ベジタリアンは肉や魚を食べない人のことで、牛乳やたまごは食べます。ヴィーガンは肉も魚も牛乳もたまごも、動物性のものは一切とらない食事をする人を指します。
わたしもそうでしたが、食品だけでなく生活用品(歯磨き粉や化粧品など)にも気を配り、動物実験なしで生産された製品を使うヴィーガンもいます。
もともと肉を食べなくても生きていける人だったのでヴィーガンになっても平気だったのですが、その反面、だれかと外食したり、帰国してからは家族と暮らしたりという場面で、色々と支障がでてきたのです。
●何のためのヴィーガンか考えた
自分ひとりで食事をするときなら全然問題はないのですが、複数人で食事するなると、決まって「あ、ヴィーガンだからこれもこれも食べられないね」、みたいな瞬間が必ずあります。
相手に気を遣わせるのも悪いし、自分も悪いなと思ってしまうし、全体の雰囲気が盛り下がるのが悲しかったんです。
動物を犠牲にしないとか、環境問題のためとか、そういうこの地球全体のためのヴィーガン活動と、自分の身の回りの人とハッピーを共有することを比べたら、スケールの大きい話よりも前に身近なところをハッピーにしていくほうがわたしには大切に思えました。
というわけで、「魚や牛乳、たまごは場合によっては食べる」という「フレキシタリアン」になりました。(なったというか、そいういう呼び方をすることは後から知ったのですが)
●いま心がけていること
ひとり暮らしをしているので、週に1回はスーパーに買い出しにいくのですが、そのときは動物性食品のうち、たまごは買い物リストに入れています。
自炊をする場合もたまごは使いますが、そのほかの動物性食品はまったく使っていません。牛乳の代わりには豆乳を買っています。
そういう意味合いではオボ-ベジタリアン(ovo-vegetarian:オボはたまごという意味。牛乳は飲まないけどたまごと植物性食品は食べる人)であると言えますね。
そのほかに、たまに友人が部屋に遊びにきたりするときはチョコレートなどの乳製品が入っているお菓子を買ったり、外食時にお寿司を食べたりしています。
ヴィーガンも言ってしまえば「偏食」なので、健康に良いかと言われれば100%良いとは言い切れません。
時と場合に合わせて変えていくのが、今のところ最善かなーという感じです。